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CD 無しノート 7 - FDLinux でファイル操作
前回: FDLinux
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ハードディスクをマウントできたことで内臓−外付け HD 間でファイルをやり取りします。リカバリーはできるが、データを取り出したい場合に。
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1. USB メモリーやハードディスクを繋いでからコンピュータの電源を入れる
bootdsk の後、今回は rootdsk.usb に入れ替えます。
2. どのデバイスがどのハードディスクか調べる
内臓ハードディスクがIDE接続ならば /dev/hda 。
※ SATA は SCSI 扱いなので /dev/sda となります。
〜 今回は IDE 接続のノート PC という設定です 〜
USB メモリー/ハードディスクは最初に接続された SCSI ディスクという扱いなので /dev/sda となります。fdisk で覗いてみると
# fdisk /dev/sda
Command (m for help): p ←全パーティションを表示
Disk /dev/sda: 2021 MB, 2021654016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 245 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes |
Device | ブート | 開始 | 終了 | ブロック | ID | システム |
/dev/sda1 | | 1 | 246 | 1974240 | 6 | Fat16 |
Command (m for help):
コマンド
a ブート可能フラグの ON/OFF
b bsd ディスクラベルの編集
c DOS 互換フラグの ON/OFF
d パーティションの削除
l パーティション ID の一覧表示
m このメニューの表示
n 新規パーティションの追加
o 新規 DOS パーティションテーブルの作成
p パーティションテーブルの表示
q 変更を保存せずの終了
s 新規 SUN ディスクラベルの作成(SUN)
t パーティション ID の変更
u 表示/設定単位の変更
v パーティションテーブルの確認
w ディスクに書き出して終了
x エキスパート機能 (experts only) |
※ 1 番目のパーティションが sda1,2 番目から sda2 ... と続きます。
※ ファイルシステムを見ると今回は 2GB の USB メモリーなので FAT16、外付けハードディスクなら FAT32 と出ます。
3. マウントポイントの作成
q キーで fdisk を終了し、シェルに戻ります。
# mkdir /mnt/sda ← USB メモリー用のディレクトリを用意
# mount -t vfat /dev/sda1 /mnt/sda
← -t はファイルシステムの種類,vfat はそのパラメータ,sda1 は SCSI 接続 1 番目デバイスの 1 番目のパーティション,/mnt/sda は先ほど作ったディレクトリ
# cd /mnt/sda ← USB メモリーに入ってみる
# ls ←閲覧
4. 内臓ハードディスクもマウント
FDLinux から NTFS ファイルシステムに書き込むことはできないため、ここではデータを外付けドライブに避難させることにします。
# fdisk /dev/hda ←内臓ハードディスクを覗いてみる
Disk /dev/hda: 10.0 GB, 10056130560 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 1222 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes
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Device | ブート | 開始 | 終了 | ブロック | ID | システム |
/dev/hda1 | * | 1 | 1222 | 9815683+ | 7 | HPFS/NTFS |
# mkdir /mnt/win2k ←マウントするディレクトリを用意
# mount -t ntfs /dev/hda1 /mnt/win2k ← 1 番目に接続されている IDE ハードディスク 1 番目パーティションを ntfs ファイルシステムでマウントし、/mnt/win2k ディレクトリで見えるようにする
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