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bartpe 1 - プレインストール版をソースに
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初めての方を対象に書いてまいります。
先輩諸氏の試行錯誤を参考に3年ほどトライした結果です。
手順を踏めば通常の Windows みたいなデスクトップ環境が得られます。
本来はレスキュー用途ですが、作ることでシステムの仕組みを理解できる教材と言えましょうか。
なお、すべて管理者権限での作業となります。起動に必要なファイルを誤って移動してしまうことも可能性としてはゼロでないでしょう。よって新しいパソコンを買ったからメインから降格したパソコン、データのバックアップは取ってある、消えてもかまわないシステム上で作ってください。
WindowsXP はOEM版、プレインストール版でも少し手を加えればできます。ほとんどの個人ユーザーは電気屋さんでお求めになったでしょうから、プレインストール版を前提に話を進めてまいります。
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1. 隠しフォルダを表示、拡張子を表示する
「マイコンピュータ」を開き、「ツール」→「フォルダオプション」を出します。「表示」タブから次の二箇所を変更。
「◎ すべてのファイルとフォルダを表示する」のチェックマークをはずす
2. BartPE の元となるソースファイルのフォルダを用意
注意: WindowsXP でも初期に発売されたメーカー製のパソコンでは C: ドライブが fat32 ファイルシステムになっている場合があります。BartPE は ntfs 上でしか正しく作成されません。
C:\xpcd (仮)
3. i386 フォルダをコピーする
C:\windows を開き、 i386 フォルダをコピーして先ほど作った C:\xpcd 内に貼り付けます。
C:\xpcd\i386
4. setup.ini の 3 行目の末尾 OEM を 270 に書き換える
C:\xpcd\i386\setup.ini
ファイルのプロパティを開き、「読み取り専用」属性を解除。ファイルを開くと 3 行目
Pid=.....OEM → Pid=.....270 に。
5. パッケージ版に有って、OEM版に無いファイルを作る
パッケージ版 Windows には拡張子の無い、名前だけのファイルがあります。
(注) わからない場合はサービスパック統合後に作ってかまいません。
「フォルダ」→「新規作成」→「テキストドキュメント」。メモ帳が現れますが何も記入せずに閉じ、「新規テキストドキュメント.txt」ファイルを右クリック、「名前の変更」で以下のファイルを作ります。
なお XP のバージョンによって増やしください。
WIN51 <XP 初期>
WIN51IC <SP1 付き>
WIN51IC.SP2 <SP2 付き>
上の二つは拡張子(.txt)も消します。ほかは .txt を .SP2 に書き換えます。
サービスパックを統合した後、WIN51IC.SP3 も追加します。
6. 次回:サービスパックを統合
パソコン購入時によって i386 フォルダがサービスパック無しか、SP1 か、SP2 などさまざまです。このままでも BartPE を作ることができますが、後で組み込むプラグイン(アプリケーションのこと)は SP 無、SP1、SP2 によって異なるものがあります(後述)。
bartpe 2 - サービスパックを統合 >
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